FX取引って、ずっとモニターに張り付いていないと利益を出すのは難しそう。
興味はあるけれど、平日は仕事もあるから、そこまでの時間と労力をかけられそうにないな・・・
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
FXというと、いくつものモニターを使って、四六時中取引しているデイトレーダーのイメージがありますよね。
実は、FXをこれから始める初心者でも「ほったらかし」で取引が可能なサービスがあるのをご存じでしょうか?
- FXってほったらかしでも利益を出せるの?
- 本業もあるので、ずっとモニターに張り付いてはいられない。
- ほったらかしにする場合の注意点は?
このような疑問にお答えします。
今回は、FXをこれから始める、または始めたばかりの初心者に向けて、ほったらかしで楽に取引できる方法をご紹介します。
この記事を読み終わるころには、忙しくて時間がなくても「FX取引に挑戦してみよう!」と思えるようになるはずです。
この記事の目次
FX初心者でもほったらかしで楽に取引できる方法とは?
一般のFX取引は「裁量トレード」と言い、取引におけるすべての判断を自分自身で行う必要があります。
- 相場を分析する
- 売り買いを判断する
- 決済・損切りを判断する
ですが、FX会社が提供している「自動売買」システムを利用すれば、上記3つのすべてをシステムが自動で行ってくれるのです。
一度設定をしてしまえば、以降はほったらかしでも自動で取引が可能になります。
自動売買なら取引時間から解放される!
自動売買は、注文や決済を自動で行ってくれる上に、24時間取引が可能です。
同じことを自力でやろうとしたら、連日寝不足になってしまいますよね。
自分でデイトレードをする場合、毎日決まった時間帯に取引をすることが望ましいとされています。
ところが、平日は急な仕事が入ったり、休日も出かける予定があったりして、なかなか決まった時間に取引し続けるのは難しいこともありますよね。
自動売買を利用すれば、読者様が寝ている間にもシステムが自動で取引してくれます。
ずっとパソコンやスマホの画面に張り付く必要がなく、「タイミングを逃した!」と後悔することもありません。
自動売買なら感情に左右されない!
自動売買を利用すれば、設定をもとにシステムが自動で注文や損切りをするので、気持ちが振り回されることがなく、たんたんと取引ができます。
よくある初心者の失敗として、「感情に左右される」という理由があります。
「早くもうけたい」という気持ちが先行して、相場の予想が希望的観測だったり、もったいなくて損切りすることができなかったり・・・というのは誰もが通る道です。
毎日取引の結果に一喜一憂するのも、疲弊してしまいますよね。
自分が本業の仕事に集中している間に、システムが代わりにFX取引をやってくれるというわけです。
自動売買は、忙しい会社勤めの人に向いているシステムだと言えるのではないでしょうか。
初心者にはリピート注文型がおすすめ!
自動売買にはリピート注文型、ストラテジー選択型、ストラテジー設定型などの種類がありますが、初心者に一番おすすめなのが「リピート注文型」です。
リピート注文型は設定が簡単で、最初に値幅を設定すれば、あとはシステムが自動で注文と決済を繰り返してくれます。
ストラテジー選択型も、設定済みの自動売買プログラムから選ぶだけなので、初心者でも始めやすいです。
一方でストラテジー設定型は、自分で自動売買プログラムを設定する必要があり、中級者〜上級者向けと言えます。
それでは、どのリピート注文型の自動売買がFX初心者におすすめなのでしょうか?
ここからは、初心者でも手軽に始められる自動売買のサービスについてご紹介していきます。
FX初心者向け!ほったらかしで取引できるおすすめのサービスは?
リピート注文型の自動売買「ループ・イフダン」なら、初心者でも手軽にほったらかし取引を始められます。
ループ・イフダンは、アイネット証券とひまわり証券がそれぞれ提供しているサービスです。
イフダン(IFD)とは、新規注文と決済注文を自動で発注する注文方法です。
たとえば「買い」の新規注文が成立した場合は、自動で「売り」の決済注文も予約されるということですね。
イフダンを繰り返す(=ループ)することから、ループ・イフダンという名称が付けられています。
ループ・イフダンならコストも抑えられる!
勘のいい読者様なら、「そんな便利な自動売買システムなら、利用するのに取引手数料がかかるのでは?」と思うのではないでしょうか。
実は、ループ・イフダンは取引手数料がかからず、取引コストであるスプレッドも他の自動売買システムと比べると狭いので、コストを低く抑えられるのです。
取引コストとなるスプレッドについては、FX初心者は手数料を知らなきゃ損!会社選びのポイントとは?でわかりやすく解説しています。
自動売買を利用すると、設定した値幅に応じて自動で取引されるので、取引回数が多くなります。
取引のたびに発生するコストを抑えられ、しかもほったらかしで取引が可能なので、初心者には嬉しいサービスですよね。
少額から始められる!
初めてFX取引をする人や、自動売買システムを利用したことがない人は、いきなり大きい金額で取引するのは不安がありますよね。
ループ・イフダンの最低取引単位は1,000通貨なので、少ない金額から始められます。
FX会社の多くは最低取引単位を10,000通貨としているので、その10分の1の金額から始められるというわけです。
もし損失が出たとしても最小限に抑えられるので、初めて利用する人にも安心ですね。
ループ・イフダンの設定はこれだけ!
設定は簡単で、以下の5つの項目について選択すれば開始できます。
- 通貨ペア
- 「売り」か「買い」のどちらか
- 損切りの「あり」「なし」
- 値幅
- 最大ポジション数
「値幅」とは、新規注文と利食い(決済注文)をする値動きの幅のことで、pips(ピップス)という単位で設定します。
pipsとは、FX取引において異なる通貨取引を比較するために使われる用語で、値動きの最小単位を指します。
1pipsは、日本円では0.01円(1銭)、米ドルでは0.0001ドル(0.01セント)です。
ループ・イフダンで設定できる値幅は、米ドル/円を例に見てみると、10pips、15pips、25pips、50pips、100pipsの5種類です。
【新規注文を「買い」で行い、値幅を10pips(10銭)と設定した場合】
- 相場が10銭上がれば、追加買いと利食い(決済)をする
- 相場が10銭下がれば、追加買いをする
ポイントは、相場が上がっても下がっても、設定した値幅の分だけ変動があれば新規注文するということです。
相場が上がれば着実に利益を得られ、相場が下がっても、また上がった時に利益を狙えるという仕組みです。
気を付けたい!FX初心者がほったらかしで取引する場合の注意点
これから自動売買システムを利用する人は、ほったらかし取引をする時の注意点についても知っていた方が安心です。
【ほったらかし取引をする時の注意点】
- 急激な為替変動など、予測が不能な相場に対応できない
- 短期間でたくさん稼ぐことは難しい
- 資金管理に注意する
急激な為替変動など、予測が不能な相場に対応できない
自動売買システムは、過去の相場データをもとにプログラムされているので、これまでに経験がない相場変動への対応は難しいということを理解しておきましょう。
リーマンショックやコロナのように、ある日突然急激な相場変動が起こることもありえます。
自動売買を利用すればほったらかしでも取引できますが、自分のお金を守るためにも、FXの知識を学んでいくことを忘れないようにしてくださいね。
短期間でたくさん稼ぐことは難しい
リピート注文型の「ループ・イフダン」は小さい利益を着実に積み重ねていく戦略のため、長期的な運用に向いている方法です。
最初に「売り」か「買い」かを選ぶ時に、現在の相場がどのあたりなのか見定める必要がありますが、一時間、一日ではなく、週、月で長期的に見るようにしましょう。
相場を分析する方法については、FX初心者が知っておきたいチャートの見方!まずは基本を抑えよう!で解説しています。
資金管理に注意する
自動売買では、保有するポジションごとに証拠金が必要になり、評価損も含まれるため資金管理に注意が必要です。
用意できる証拠金に応じて、最大リスクを想定し、値幅や新規追加できる最大ポジション数を設定するようにしましょう。
証拠金によってどれくらいのリスクに耐えられるの?という人のために、FX会社では「目安資金表」が提示されています。
値幅や最大ポジション数を設定する際に、ぜひ参考にしてみてくださいね。
これらのほかにも、FX取引でよく初心者が失敗するパターンについて、FX初心者がしやすい失敗!7つのパターンを知って賢く運用しよう!で解説しています。
初心者が取引するにあたっての注意点がわかりますので、こちらもあわせてご覧ください。
時間がないFX初心者でも大丈夫!ほったらかし取引を始めてみよう
今回は、忙しいFX初心者でもほったらかしで取引ができる自動売買システムとして、「ループ・イフダン」をご紹介しました。
設定が簡単で、コストの低い「ループ・イフダン」を使って、まずは少額から自動売買を始めてみてはいかがでしょうか?
本業に集中しながら、ほったらかしでも自動で取引ができて、利益を出せたら嬉しいですよね。
いろいろな取引方法を試してみて、自分の生活スタイルに合った方法を見つけてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。