FX初心者が短期売買で結果を出すにはデイトレードがオススメとよく言われます。
しかし、いきなり勧められても、なぜ短期売買でもデイトレードが良いといわれるのか、疑問をもつでしょう。
- なぜ短期売買でもデイトレードがオススメなのか。
- 初心者でもデイトレードで成果を上げられるコツはあるのか。
などの疑問を抱えている方。
今回は初心者にデイトレードがオススメされている理由や勝つためのコツについて、詳しく解説していきます。
この記事の目次
FX初心者はまず短期売買から!
短期売買は最長一日で取引を開始、終了ができる売買です。
中期や長期売買などどは違って、取引回数は多く、何度も売買を繰り返すことで利益を出します。
利益は為替差益によって生まれます。
為替差益とは、為替レートが変動する、そのレート差を利用して利益を出すという仕組みです。
短期売買は2種類
短期売買にはスキャルピングトレードとデイトレードの2種類があります。
どちらも当日中に注文と決済を済ますことができます。
スキャルピングトレードとは超短期取引と言われており、数秒~数分で結果がわかる非常に短い期間の取引のことを言います。
一方、デイトレードは1~数時間の期間で売買する取引手法で、1日の得意な時間にはりついて、取引を完結させます。
スキャルピングトレードでは、瞬時に判断できる能力と瞬発力が求められるため、取引経験が物を言います。
さらにずっと画面に張り付いて取引の動向を見守る必要があり、あまりFX初心者向きではないと言えるでしょう。
そのため、短期取引の中でも、初心者にオススメしたいのはデイトレードです。
その理由を次で詳しく解説していきます。
FX初心者に短期売買のデイトレードをオススメする3つの理由
FX初心者にデイトレードをオススメする理由は3つあります。
取引時間外の影響を受けない
デイトレードは、基本的にその日のうちに株の購入から売却までする性質です。
株を保有したままその日の取引を終了することは原則ありません。
そのため、取引時間外に業績悪化や世界情勢の変化に株価の影響は受けることはないため、「次の日起きたら、大損失!!」にはなりません。
投資の結果がすぐに出る
取引の結果が数週間~数ヶ月かかるまで結果が出ない長期売買に比べて、短期売買はすぐに結果がわかるというメリットがあります。
つまり、データが溜まりやすく、初心者でも分析、対策を立てやすいのがポイントです。
ずっとチャートを見続けるよりも、分析と取引を繰り返した方が上達スピードも速く、初心者に向いているでしょう。
分析に不慣れな初心者だからこそ、何度も繰り返し取引を行い、コツコツと経験を積むことができます。
時間の拘束が少ない
時間の拘束がない分、日中働いている人でも参加しやすい取引です。
1日の中で、自分の取引を行う時間を決めることで続けやすく、忙しい人でも取り入れやすいのが特徴ですね。
FX初心者がデイトレードで勝つ5つのポイント
FX初心者が短期売買のデイトレードで勝つには5つもポイントをおさえることが大切です。
資金管理を徹底する
短期売買はすぐに結果が出てしまう分、分析を誤ると資金管理にマイナスを与えてしまいます。
勝率が下がると、感情的になってしまい、トータルで勝てなくなってしまう・・・ということも。
1日で取引する金額を明確に決め、資金管理を徹底することが大切です。
その日、たとえ負けたとしても、冷静になぜ負けにつながったのかを分析し、後日、取り戻すというマインドを持つようにしましょう。
リスクを分散させる
1つの銘柄で大きなマイナスを出すと、全体の資金を減らしてしまいますので、資金を分散し管理することが大切です。
資金をいくつかに分けて分散投資を行いながら、少しずつ増やしていくと良いでしょう。
初心者だと資金が十分にないため、そんなに多く分散できないという場合もあると思います。
その場合でも、2~3分割くらいにし、リスクを分散させることが大切です。
1銘柄だけで勝負をするのを避けることが、勝つポイントです。
一攫千金を狙っていくというよりも、毎日コツコツと取引をするという意識で臨みましょう。
展開が予想できない時は取引をしない
FXは世界情勢が不安的な時、又、何か大きなイベントがあった時は、たとえ予測を立てていても予想外の動きを見せる場合があります。
つまり、その日のトレンドについていくことが大切になっていきます。
予測ができないと思った時は、一度身を引くことも大事です。
ここでも冷静に判断をして、取引の有無を決めていきましょう。
損切が大事
デイトレードにおいて損切はとても重要です。
マイナスへ大きく動いた場合、損切を設定しておかないと大きな損害をくらうことになります。
自分の中で損切するタイミングをつかみ、トータルで勝つことを意識して取引を行いましょう。
「もしかしたら上昇するかも」という感情も危険です。
大きな損失につながる可能性があります。
たらればで安易に行動してしまうことのないよう、念頭に置いておいてくださいね。
取引する時間帯を決めておく
取引する時間帯を固定すると、後に分析しやすく、対策が立てられ、効率的です。
FX市場は活発な時間帯が1日に3回あります。
- 日本時間9時~11時頃
- 日本時間16時~18時頃
- 日本時間22時~24時頃
※ただし日本株の場合は、平日9時~15時が取引時間となります。
この三つの中で取引する時間帯を決めると、勝った場合に利益が大きくなります。
毎日取引を行う時間を固定し、確実に分析を行えるようにしていきましょう。
FX初心者がデイトレードを始める前に決めておくべきこととは?
では実際に、FX初心者がデイトレードを始める前に決めておくべきことを紹介していきます。
通貨ペア
取引するためには通貨ペアを選ぶ必要があります。
しかし、実際に取引をしようと思うと、様々な通貨があるためどれを選んでいいのかわかりませんよね。
デイトレードで通貨ペアを選ぶコツは、1日に何度も取引を繰り返すことで利益を出すため、値動きが活発で、かつスプレッドの狭いものが良いです。
スプレッドとは取引手数料のことを指します。
短期売買では1回の取引で稼げる額は少ないため、毎回少ない利益の中からスプレッドが引かれます。
そのため、低スプレッドであると利益もその分多くなります!
それらの条件を満たすのが以下の通貨ペアです。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ポンド/円
- ユーロ/ドル
何を選んだらいいのかわからない方はこちらから選んでいると良いでしょう。
時間足
通貨ペアが決まれば、実際に取引の時間足を決めましょう。
デイトレードで選ばれる一般的な時間足は
- 5分足
- 15分足
- 30分足
- 1時間足
- 1時間足以上
このあたりだと思いますが、オススメは15分足か30分足です。
15分以下だと全体像が見えにくく。30分以上だと大まかすぎて数十分単位の値動きが読めません。
売買のタイミングをつかむまでは、15分足か30分足が良いでしょう。
取引を行うFX会社
短期売買でFX会社を選ぶ基準は、やはりスプレッドの狭さで決めると良いでしょう。
短期売買では頻繁に売買を繰り返すため、ちょっとのスプレッド差でも長期間で結構な金額になってしまうこともあります。
せっかく儲けが出ても、これでは損してしまいますよね。
低スプレッドかつ、安定した運営をしている会社を選ぶと良いでしょう。
FX初心者は短期売買のデイトレードから始めよう!
FX初心者だからこそ、取引経験を積むということが何よりも大事です。
デイトレードであれば、トライアンドエラーを行いやすく、初心者でも分析や対策を行っていけるでしょう。
毎日コツコツと積み上げをしていける人にはとくに向いていますね。
しかし、やみくもにやって結果が出るほど甘い世界ではありません。
適切なリスク管理や資金管理ができないと、思わぬ損失につながってしまうのがデイトレードです。
取引する中で、冷静さを欠いたり、時にはうまく予測できなかったりすることもあるでしょう。
焦らず、冷静に判断し、うまくいかない時には時間を空けることもリスク管理として大切です。
取引を行うためのマインドコントロールも身につけていくと良いですね。
デイトレードでコツコツ投資を始めていきましょう。