現物取引とレバレッジ取引の違いは?

こんにちは。

本日はビットコインを始めとした仮想通貨(暗号資産)の取引の種類について解説したいと思います。

仮想通貨(暗号資産)やビットコイン自体について何のことなのか分からないという方は、まずはこちらの記事をお読みください。

取引の方法は2種類

仮想通貨(暗号資産)の売買を行うにあたって、まず覚えておきたいのは取引方法の種類です。

仮想通貨(暗号資産)の売買には、現物取引とレバレッジ取引という2種類があります。

現物取引とは?

現物取引とはその名の通り、通貨そのものを売買することを指します。

わかりやすく法定通貨を例に考えると、例えば旅行にいくためにドルを購入したいとします。

ドルを手に入れるには、銀行で外貨交換してもらうか、金券ショップや外貨両替所などで両替を行うことで手に入れることができます。

ここでポイントは実際にドルが手元にあるということです。

仮想通貨(暗号資産)の取引においても考え方は同じで、例えばビットコインを購入する場合と購入したタイミングで現物のビットコインが手元にくるような取引を現物取引と言います。

ただし、仮想通貨(暗号資産)なので、通貨自体が物体として存在するわけではなく電子データとして存在することになります。

物体にせよデータにせよ実物があり、実物を手に入れるということがポイントです。

レバレッジ取引とは?

レバレッジ取引とは、取引所に預け入れているお金を担保に、預けたお金以上の取引を行うことを指します。

また、レバレッジ取引は信用取引とも呼ばれたりします。

レバレッジ取引は、取引の結果、利益が出た場合は口座に利益が加算され、損失が出た場合は口座内の証拠金から清算される仕組みとなっています。

そして、レバレッジ取引では現物の通貨を保有するわけではないことが特徴の一つです。

意外と多くの方が勘違いをしているポイントですね。

実際に現物の通貨を保有しているわけではないので、送金や支払い・決済などにも当然使えません。

あくまで、売買差益を狙った取引方法ですので、しっかり押さえておきましょう。

まとめ

現物取引とレバレッジ取引の最大の違いは、現物の通貨を保有しているのかどうかです。

現物取引では購入後に買い物や送金手段として使える一方で、レバレッジ取引ではそういった用途には使えないことに注意しましょう。

レバレッジ取引は、あくまで売買を完結させて差益を狙った取引の方法です。

また、全ての取引所や販売所でレバレッジ取引のサービスを提供しているわけではありませんので、レバレッジ取引を検討している方は、ご自身が口座を持つ取引所や販売所でレバレッジ取引のサービスがあるのかどうかは事前に確認しておきましょう。